インテリアと家具の違いを解説!雑貨、日用品との違いもあるの?

ここ数年自宅で過ごす時間が増え、お部屋でリラックスしたいという考え方が多くなりました。ファッションを楽しむように、自分のスタイルに合うインテリアをカスタマイズする方が増えており、自分ならではの居心地を追求したインテリア作りが流行中です。

インテリアはすっかり生活に根付いた言葉ですが、改めて意味を問われると答えは曖昧になりがちです。そこで今回は、「インテリア」の詳細を確認するため、インテリアの歴史と意味や、部屋作りに欠かせない家具・雑貨などとの違いについて深掘りしていきます。

目次
1.インテリアと家具の違いは?
2.インテリアの歴史
3.日常的によく使う雑貨の意味とは
4.インテリアと雑貨の境界線はどこにある?
5.雑貨と日用品は意味が違うの?
6.まとめ

1. インテリアと家具の違いは?

明るい色を見ると元気になるように、インテリアの印象は人の気持ちを左右します。そんなインテリアはもともと海外から持ち込まれた言葉で、英語では「内側」を意味します。

輸入された「インテリア」という言葉は本来の意味が変化し、日本では「室内装飾品」、室内空間を彩るものを示します。そのため家具や照明以外にも、絵画・時計・花瓶・置物などの装飾性のあるものも含まれます。

装飾性のあるものであればインテリアと呼ぶのに対し、家具という言葉を単体で見ると、テーブル・ソファ・椅子などを表し、道具のカテゴリーに入ります。

この2つはもともと別のものですが、家具には魅力的にデザインされたものが多く、部屋を彩る役割も果たしています。たとえば、北欧デザインの椅子は温かみのある木材を使い、洗練されたフォルムで北欧テイストの雰囲気作りに欠かせません。アジアン家具も南国の気分を出すためには不可欠なものです。

このように、インテリアは家具を含んで解釈されているのが実情です。最近では、デザイン性の高い家電や癒やしを与える観葉植物なども装飾性が認められ、インテリアのカテゴリーに入っています。室内を装飾するものならば何でもインテリアなのです。

2. インテリアの歴史

インテリアはもともと日本にはない概念で、その理由は西洋と日本の生活様式の違いと関係しています。西洋は椅子に座る生活で、部屋の用途に合わせて家具を配置しました。豊かに室内を飾り、さまざまなインテリア様式が生まれています。

それに対して日本は部屋の区別がはっきりせず、床に直接座る生活です。1つの空間を食堂としても寝室としても使い、家具は小型で持ち運びが簡単なものしかありません。そのため、家の中を装飾するインテリアという概念はあまり育ちませんでした。

明治維新をきっかけにヨーロッパのインテリア文化が持ち込まれますが、椅子などの洋風家具を用いた生活が一般化したのは昭和30年頃といわれています。日本にインテリアが普及したのは、長い歴史から見れば最近になりますね。

3. 日常的によく使う雑貨の意味とは

ここで1つ疑問が生まれます。先ほど述べた通りインテリアには置物・花瓶・時計なども当てはまりました。しかし、これらは雑貨と呼んでも差し支えない品々です。インテリアとは何が違うのでしょうか。

辞典で調べると雑貨は「安価で、こまごまとした日用品」という意味になります。雑貨には人気キャラクターをモチーフにしたキャラクター雑貨、バッグやアクセサリーなどのファッション雑貨、生活に必要なものをまとめた生活雑貨などがあります。

普段の生活を見直すと、さまざまな雑貨に囲まれて暮らしているのがわかります。癒やされたりおしゃれをしたり、雑貨がなくても実際の生活では困りませんが、暮らしを楽しく彩る存在です。なければ味気ない生活になるでしょう。

4. インテリアと雑貨の境界線はどこにある?

インテリアと雑貨の2つを明確に線引きするのは難しい状態です。インテリアと雑貨は「インテリア雑貨」とまとめて呼ばれる場合もあります。室内を装飾するものはインテリアであり雑貨なのです。さらに、雑貨と似た言葉に「小物」があり、雑貨の中でも比較的小さいものを表しています。

雑貨や小物は北欧インテリアブームの到来などで脚光を浴び始めました。植物や動物をモチーフにした温かみのあるかわいい雑貨は、ほのぼのとしていて和むだけでなく北欧インテリアの雰囲気も高めます。これによりインテリアの特徴をつかみ、それに合う雑貨を選ぶ方が増えました。

お手頃価格なのも雑貨の特徴。小さなものなら1,000円以下で、デザイン性の高いものでも10,000円あれば購入できるものが多いです。部屋をリーズナブルに模様替えするのも可能であり、商品が豊富で気分にぴったりのものが選べます。自分の感覚で、インテリア作りをする楽しさに目覚めるきっかけともなっています。

5. 雑貨と日用品は意味が違うの?

こまごまとしていて高価ではない日用品を示す雑貨。ここで現れた日用品は雑貨と同じものなのでしょうか。ここからは雑貨と日用品について考えます。

日用品の意味を調べると「日々の生活で使用するもの」と出てきます。日用品の明確な定義はありませんが、基本的に生活の中で使用できないと困ってしまうものが当てはまります。たとえば石けんは日用品です。石けんがなければ、毎日の生活の中で手を洗ったり洗顔したりすることができません。暮らす上で欠かせない日用品です。

カテゴリーの幅が広いのも特色です。衣食住の場面であらゆることに使用するものを示します。しかし、食料品や洋服はその中に含まれないとする傾向があります。

結果的に、雑貨と日用品にはどちらも生活の中で使うという共通の意味があります。日用品のカテゴリーは雑貨を含む形です。日用品は消耗品であることが多く、主に手に取って使います。

石けんは日用品ですが、石けんホルダーは雑貨です。雑貨はなくても困りませんがあると快適で便利ですね。使っても消耗されないものが多いのが特徴で、基本的に置いて使います。おしゃれに飾って楽しむことができ、暮らしに潤いを与えてくれます。

違いは見た目にも表れています。雑貨はおしゃれでデザイン性が高いのが豊富です。日用品にも魅力的なパッケージのものが増えていますが、重要なのは製品の中身です。そのため、雑貨ほどのこだわりは感じにくくなっています。

好みが反映されやすく、自分の気分にぴったりの部屋を表現するのに欠かせないのが雑貨です。インテリア性が高まるだけでなく、好きなものに囲まれれば、よりくつろげる空間になります。

6. まとめ

インテリアは、家具や雑貨などを大きく包み込む概念です。日本にはもともとなかった言葉ですが、今ではしっかりと定着しています。仕事・家事・子育てで忙しい毎日を送っているからこそ、ゆっくりと落ち着ける空間作りは欠かせません。

インテリアは、一般的に良いといわれているものをそのまま取り入れるのではなく、快適に過ごせるよう選び取ることが重要です。

それは同時に自分の好み・心地良さ・求める機能性を見直す機会でもあります。このバランスを見つける作業は、意外な発見もあり楽しいものです。

コメントを残す

Blog at WordPress.com.

FURMEDIAをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む