【家具】無垢材と突板の違いを解説

住まいに居心地の良さを求める方が増えるにつれて、人気を集めているのがオーダーメイド家具です。実用的で無駄なく空間を使えるようカスタマイズした家具は暮らしの質を高めます。

しかし、「せっかくカスタマイズするのだから」と無垢材にこだわれば、予算を大きく上回るケースもしばしば。「やはりオーダーは手が届かない」と考えがちです。そんなときには突板(つきいた)をはじめとする加工木材を選択肢に加えてみませんか。

家具をそろえるときは、高価なものだけでなく低価格のものも選び、予算にメリハリをつけるのがコツ。家具に使用される加工木材には種類があり、選ぶ際には木の加工方法や特徴を知っておくのが大切です。そこで今回は、加工木材の種類と無垢材、突板に焦点をあて、特徴やメリット、デメリットについて解説します。

目次
1.木材の加工方法の種類と特徴
 1.1.丸太から切り出す無垢材
 1.2.小さな天然木を使う集成材
 1.3.積み重ねて貼る合板
 1.4.合板の表面を加工した化粧合板
2.無垢材のメリット・デメリット
 2.1.無垢材のメリット
 2.2.無垢材のデメリット
3.突板のメリット・デメリット
 3.1.突板のメリット
 3.2.突板のデメリット
4.まとめ

1. 木材の加工方法の種類と特徴

家具を形作る板には、無垢材や集成材、合板、化粧合板などがあります。無垢材とは違い、手を加えて作られたのが集成材や合板、化粧合板などです。

1.1 丸太から切り出す無垢材

無垢材とは丸太を角材や板状に切り出して整えたものです。手触りが良く柔らかな質感の1枚板で、接着剤を使ったりつぎはぎしたりなどの加工はされていません。

純粋に木だけを使用して製造されていて、根強い人気を集めている木材の1つです。無垢材を使用したものを無垢板家具といいます。

1.2 小さな天然木を使う集成材

集成材は、小さく棒状にカットした木材を、繊維の方向をそろえて接着剤で貼ったものです。幅や長さを整えて1枚の板に仕上げます。1本の木を無駄なく使えるため価格は控えめです。

無垢材よりもある程度の強度があり扱いやすく、天然木家具の多くに利用されています。パインやヒノキ、アカシアなどが加工され、テーブルの天板や収納棚などになっています。

1.3 積み重ねて貼る合板

合板は木を薄く切った後に木の繊維が互い違いになるよう重ねて接着剤で貼り、1枚の板にしたものです。断面を見ると木が層になっているのがわかります。

軽くて丈夫で、豊富なラインナップからサイズや厚みを選べ、価格が安いのが特徴です。べニヤを示すラワン合板や木目の美しいシナ合板などがあります。

1.4 合板の表面を加工した化粧合板

化粧合板は、合板の表面にプリント紙や合成樹脂、突板などを貼ったものです。プリント紙化粧合板は印刷した木目柄の紙を合板に貼っています。同柄の家具が作れるためシリーズでそろえれば統一感のある部屋に。

木の素材に限定せずにさまざまなデザインや素材に貼れ、カラーボックスなどの安い家具に用いられるほか、引き出しの内部や背板として活用されています。水気には弱く時間とともに劣化して剥がれる場合もあります。

合成樹脂化粧合板は、メラミンやポリエステルのシートに木目柄を印刷して合板に貼ったものです。同じ木目の製品を作れますが、柄が重複するため単調になりやすく質感は低くめです。プリント紙化粧合板よりも傷がつきにくく熱にも強いため、耐久性や耐熱性が求められる家具に向いています。

突板とは木材を0.2mm程度に薄くスライスした板を示します。極薄の木材のためそのままでは家具を作れず、土台となる芯材に合板を重ね、その表面に貼って使います。これを突板化粧合板、あるいは単に突板と呼びます。この板材で家具を作ったものが突板家具です。

2. 無垢材のメリット・デメリット

純粋に木の素材感が味わえる無垢材は、家具となった後も変化し続けます。本物志向の方に人気ですが、メリット・デメリットがあります。

2.1 無垢材のメリット

天然木の良さが存分に発揮されるのが無垢材のメリットです。自然が生み出した、温かみのある木目の表情を堪能でき、手触りが良いのが特徴です。

無垢材は家具となった後も呼吸を繰り返し、室内の湿度を調節します。真新しい家具の木の香りとともに、リラックスできる快適な空間を作ります。

また、長期間にわたり利用できる丈夫さも魅力です。重さがあるため、テーブルや体を支えるチェアやソファで、取り入れられています。

無垢材は使い続けると色とつやが変化し、木の種類によって色が濃くなったり、薄くなったりと個性が表れます。たとえ、傷がついてしまっても、暮らしの歴史を刻むかのように、味わいのある家具へと成長していきます。

重厚な無垢板家具は、部屋に置くだけで高級感のある雰囲気へと格上げし、時の経過とともに成熟していく木製家具なのです。

2.2 無垢材のデメリット

まず、値段が高いのが無垢材のデメリットです。接着剤を使用しない無垢材の生産方法に、その原因があります。たとえば、テーブルの天板を無垢材の1枚板で調達するには、貴重な太い木が求められます。

さらに、十分な乾燥が必要でそのコストも価格に上乗せされます。大量生産ができず手間暇がかかるため、家具の価格が跳ね上がってしまうのです。

また、呼吸を繰り返す木本来の機能がマイナスに働く場合もあります。周囲の温度や湿度から影響を受け、伸縮を繰り返すうちに「反り」や「割れ」をおこすのです。

そして、家具の表面にコーティング加工をしない無垢材は、傷がつきやすく汚れやすい面もあります。水や油を付着したままにするとシミの原因になるため、早期のふき取りが必要です。

無垢材は、一生ものの家具として長く使いたい方、色やつやなどの変化を楽しみたい方に向いています。木が持つ素材感や高級感が味わえて本物にこだわりたい方でも納得する木材です。

3. 突板のメリット・デメリット

薄くスライスしているとはいえ、突板は表面に天然の木材を使用しています。天然木の良さを持ち合わせている突板のメリットとデメリットをご紹介します。

3.1 突板のメリット

無垢材と同様に温もりが感じられ、手触りも良くナチュラルな印象があるのが突板です。木目を生かしたデザインの家具が作れます。

突板は無垢材と変わらない外観ですが、希少価値の高い木から何枚もの板材を切り出し、大量に生産できます。そのため、比較的に安く製造が可能です。

また、複数の板を重ね合わせて作る突板は、周囲の環境から影響を受けにくく、変形や歪みなどが生じにくい構造です。ずっしりと重い無垢材とは違い、突板は軽いため移動しやすく模様替えも簡単。収納棚などで取り入れるとフレキシブルに使えて便利です。

3.2 突板のデメリット

利便性の高い突板ですがデメリットもあります。深い傷がついてしまうと修繕が不可能に。傷や汚れを消そうと紙やすりを使えば、穴が開き合板が見えてしまいます。

また、さまざまな種類の木から製材できる無垢材とは違い、突板は加工できる樹種が限定されています。色つやが美しく変化していくこともありません。

そのため、ある程度のスパンで買い替える家具で活用するのがおすすめです。目指すインテリアが定まっていないときや、家具に予算を割けられない場合にも重宝します。

4. まとめ

無垢材は価格は高めですが、木の質感や風合いが良く使うほどに味わいが増していきます。突板家具は価格が控えめで実用性があり、自然な木目の表情を楽しめるのが魅力です。それぞれの板材にはメリットとデメリットがあるため、場面や場所に応じて木材を選びましょう。

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