
秋から冬にかけて空気が乾燥してくる季節に、バチっと感じる静電気。ドアノブに触れたり、洋服を脱いだりしたときによく感じます。さらに静電気は、テレビや家具に嫌な埃を吸い寄せる原因になっています。
今回は毎日お掃除していても、家具に埃がつきやすいという方に、ちょっとした工夫で解決できる方法をご紹介します。
目次
1.静電気が発生する仕組み
2.静電気と埃の関係は?
3.どうすれば埃を防げるの?
3.1.静電気をつくらない部屋づくり
3.2.布製品に気をつけよう
3.3.高いところを掃除する
4.埃をためないお手入れのコツと注意点
4.1.拭き掃除のときに柔軟剤を使う
4.2.掃除がしやすい空間を作る
5.まとめ
1. 静電気が発生する仕組み
静電気は、名前のとおり電気の一種です。ふと何かを触ったときにバチっと電気を感じたことがある人は多いでしょう。
人やモノは、プラスとマイナスの電気を持っています。普段はバランスがとれているので静電気を感じることはありません。しかし異なったモノ同士が触れたときに、マイナスの電気が移動してバランスが崩れ「帯電してる状態」が「静電気」です。
人はプラスの電気をためやすい性質があります。マイナスの電気を持っているモノに触れると、一気にマイナスの電気が流れ込み、軽い感電状態になります。これがよく感じるバチっとくる感覚です。
2. 静電気と埃の関係は?
家の中で発生する埃の正体は、衣類や布団の繊維のくずや、人やペットの皮膚細胞がはがれ落ちた垢や毛、食べ物のカスなどです。帯電列表を見ると、プラス側にあるのがわかります。

出典:大阪市立科学館「帯電列」
家の中の家具や家電に埃が目立つのは、マイナス側にある金属や化学樹脂などでつくられた家具やテレビ画面などが、静電気を発生させやすく、埃を吸着しているからです。
3. どうすれば埃を防げるの?
静電気が埃を家具に吸着させている原因だということがわかりました。では、家具につく埃を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
3.1 静電気をつくらない部屋づくり
紙や木などの天然素材は帯電しにくい性質を持っています。
天然木の家具や壁紙を使えば埃を吸着することがなく、最終的に床に落ち掃除できます。見えない埃が充満しないので、うそのように埃が目につかなくなるでしょう。
さらに加湿器を使って、部屋の乾燥を防げば静電気予防につながります。
3.2 布製品に気をつけよう
埃の主な原因は布製品の繊維のくずです。布製品が摩擦することで繊維がはがれ落ちるのです。
布団や枕、クッションなどは、定期的に埃をたたいておきましょう。シーツや枕カバーは、こまめに洗濯する対策をとり、洋服についた埃や汚れは、はたいてから部屋に入るように心がけましょう。
3.3 高いところを掃除する
埃を防ぐためには、まず丁寧に高いところから掃除を始めることです。棚の上や照明、テーブルや椅子というように、背の高い家具から順に掃除をしましょう。室内に風を届けるエアコンや網戸は、とくに丁寧に埃をとりましょう。
すべての家具の埃を取り除いてから掃除機をかけましょう。掃除機だけでは取り除けない埃は、ほうきや雑巾を使って掃除します。
寒さが厳しくなる乾燥の季節には、乾拭きだけだと余計に静電気が発生しやすくなります。先に水拭きして埃を舞いにくくしてから掃除機をかけるのが効果的です
埃は、8時間~10時間ほど空中を浮遊し床に落ちます。そのため埃が空中を舞っている状態で掃除機をかけても、すぐに埃がたまってしまいます。
できれば掃除は、埃が床に落ち切った朝1番や長時間の外出後に行うことをおすすめします。
4. 埃をためないお手入れのコツと注意点
次に静電気を抑え、埃を防ぐコツや注意点についてお話します。ほんの少しの工夫でできるのでぜひ参考にしてください。
4.1 拭き掃除のときに柔軟剤を使う
柔軟剤は埃対策にとても効果的です。なぜなら、柔軟剤には静電気を防ぐ、界面活性剤が含まれているからです。界面活性剤が含まれてるリンスでも対応できます。その効果を掃除に使えば、埃を予防できます。
柔軟剤スプレーを使えば静電気予防に効果が期待できます。簡単につくれ、掃除が楽になるのでぜひ使ってみてください。
■柔軟剤スプレーをつくるために準備するモノ
・水200ml
・柔軟剤またはリンス数滴(界面活性剤が含まれているモノ)
・スプレーボトル(なければ水をはれるバケツなど)
・掃除用の布
■柔軟剤スプレーの作り方
水が入ったスプレーボトル(バケツなど)に柔軟剤(リンスなど)を数滴たらして混ぜれば完成です。
■柔軟剤スプレーを使った掃除法
掃除用の布に柔軟剤スプレーを数回拭きかけ、いつも通りに拭き掃除を行うだけです。ほんの少し手間はかかりますが、それだけで静電気が予防され埃がつきにくくなるのはうれしいことです。
さらにお好きな柔軟剤の香りを選べば、ほのかな香りが部屋中に漂い心地良い空間もつくれます。
■柔軟剤を使って掃除するときの注意点
柔軟剤スプレーで掃除するだけで、埃がつきにくくなることがわかりましたが、ひとつ注意点があります。それはすべての家具に柔軟剤スプレーが使えるわけではないことです。
電化製品のボディ部分にはほぼ使えますが、木製家具には注意が必要です。同じ木製家具でも、仕上げ方が違えばお手入れの方法も違います。
水分を固く絞った布で、家具に水分が染み込まないように拭き掃除すれば、少しは効果が期待できるかもしれませんが、オイル塗装仕上げやラッカー塗装仕上げの天然木の家具にはおすすめできません。普段のメンテナンスで水拭きができない家具に柔軟剤スプレーを使うのはやめましょう。
普段のメンテナンスで水拭きができるウレタン塗装仕上げの家具は、基本柔軟剤スプレーは使えます。
4.2 掃除がしやすい空間を作る
電化製品のコンセント周りはとくに埃がたまりやすい場所です。埃が火事の原因にもなるのでコンセントカバーもおすすめです。
ついつい家具の隙間や配線の埃は後回しにしてしまいがちです。埃に気が付いたとき、すぐ掃除ができるよう、家電のコード類は束ねておきましょう。
また、埃がたまりやすい家具と壁の間、家具と家具の間になるべく隙間をつくらないように配置したり、脚のない家具を置いて床と家具の間の隙間をなくしたりすれば、毎日の掃除は格段に楽になります。
オープンな収納家具やカゴには、クロスやカバーをかけておけば、埃も防げ目隠しにもなるので一石二鳥です。
5. まとめ
今回は、家具に埃を寄せ付ける嫌な静電気の予防法を解説しました。
すぐにでもできる、とても簡単な工夫をするだけで、普段の掃除や家具のお手入れが楽になります。家具に発生する嫌な静電気や埃がたまるストレスから解放されましょう!
