
引っ越しなどで配送に困るのが大型家具です。できるだけ料金がかからない方法で運搬したいものの、「個人で配送できるだろうか?」「依頼できる業者はどこ?」などの疑問もわいてきます。
そこで今回は、大型家具を個人で運ぶメリット・デメリットや配送方法、安くすませる方法について解説します。業者別の特徴などもご紹介するので選ぶ際の参考にしてください。
目次
1.大型家具は個人で配送できる?
2.大型家具の配送方法3つ
2.1.宅配・運送業者にお願いする
2.2.地域の引っ越し業者を利用する
2.3.引っ越し業者に依頼する
3.配送料を安くすませる方法
3.1.大型家具を分割・分解して運ぶ
3.2.配送する家具の数を減らす
4.まとめ
1. 大型家具は個人で配送できる?
大型家具には分割できない場合もあるタンスやソファ、キッチンボードをはじめ、解体ができるケースの多いダイニングテーブルや収納棚、ベッドなどがあります。
個人で運ぶメリットには費用を安くできる点がありますが、大型家具の重さはシングルベッドで約20kg、2人掛けソファで約30kgとかなりの重量で、一人で作業するのは難しいでしょう。部屋から車まで荷物を運んで自ら運転し、新居へ設置するのは思っている以上に大変です。
家具の下に毛布やダンボールを敷くと移動しやすくなりますが、家具を2つに分解したり持ち上げて運んだりするのは、力と要領を必要とします。
友人などに手伝ってもらっても狭い通路や階段を運ぶにはコツが必要で、家具や住宅に傷をつけてしまいかねません。賃貸アパートやマンションの共用部分に傷がつくと修理費が発生する場合もあります。
また、大型家具を載せられる車も用意しなければなりません。軽トラックやバンなどなら普通免許で運転ができますが、普段より大きな車をレンタルすれば運転にも気を使います。
車のレンタル料の相場は半日で軽トラックなら8,000円程度、バンなら15,000円前後が目安です。しかし、積み込みに時間がかかったり何度も往復したりすれば、レンタカーの料金は高くなり、移転先が遠ければガソリン代のほかに高速代もかかります。
手伝ってくれた方への謝礼も必要で、トータルの費用が想定よりも高くつく場合もあります。不慣れな姿勢で重い家具を運べば、腰を痛めてしまう方もいます。
苦労して運んだ割には上手くいかず、失敗したと感じる方もいるでしょう。場合によってはメリットよりもデメリットの方が大きくなるケースがあるため、無理をせずに初めから専門の業者にお願いするのがおすすめです。
2. 大型家具の配送方法3つ
配送してもらう業者を決める前に確認しておきたいのが家具のサイズと重さの計測です。各業者によって運べる大型家具のサイズと重量が異なるため、幅・奥行き・高さを測ります。合わせて分解できるかも確認し、荷物の個数を把握しましょう。
2.1 宅配・運送業者にお願いする
宅配業者に頼んだ際は荷物の数によって費用が変わるケースが多いため、送る家財が少ないときに利用したい方法です。送る大型家具が1~2点で配送先が遠い場合に利用しましょう。全国各地を対象にしているため遠方に届けたいときでも安心です。
メルカリなどのフリマアプリで販売した家具を購入者に届ける場合にも重宝します。相場を知るためにも事前に見積もりをとっておくのがポイント。見比べてから正式に依頼をします。
ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」では1点から配送をお願いできます。しかし、幅・奥行き・高さの合計などサイズに条件があります。また、重量が100kgを超えると別途料金がかかりますが、150kgまでは配送してくれます。2人のスタッフにより梱包・開梱・設置の作業をしてくれて便利です。
佐川急便には「飛脚大型家具・家電設置便」がありますが、発送元は法人に限られます。そのため、個人で依頼するならば「飛脚小口チャーター便」が向いています。限定されたサイズ内で50kg以下の荷物ならば、宅急便と同じリードタイムで送れます。貸し切りのチャーター便よりも安い価格です。
西濃運輸の「カンガルー特急便」は荷物のサイズに関わらず、送り届けてくれます。1個口で20kgを超えても2個口以上となっても利用できますが、配達日時の指定ができないケースもあります。
2.2 地域の引っ越し業者を利用する
お住まいの地方内や県内を対応エリアにした引っ越し業者を利用する方法もあります。遠方への輸送には対応していない場合も多いので、近隣に送りたいときに向いています。大手に比べると費用が安い価格ですみ、サービスが充実しているケースもあります。
急な依頼でも対応してくれる業者があるので、フリマアプリで販売した大型家具を運んでもらう場合に重宝します。中には引っ越しをメインにしている業者や不用品の回収を主な事業としている会社もあり、口コミなどでサービスの質や得意分野を見極めるのが重要です。
キタザワ引越センターは、対応エリアが首都圏や中京圏などの4つの圏内に絞られています。対応エリア間ならば同じ圏内でなくても運搬が可能です。トラックへの混載により費用を抑えていて、全荷物の幅・奥行き・高さの合計より代金を算出します。2~3個の大型家具だけを運んでほしいときにぴったりです。
赤帽は対応エリアがあるチャーター便です。一部を除き梱包もしてくれます。トラック内の広さの目安は高さ200cm×奥行き194cm×幅141cmで、背の高い家具でも入るのが頼もしいところです。
2.3 引っ越し業者に依頼する
運びたい大型家具が3つ以上ある場合は大手の引っ越し業者に頼むのも一つの方法です。さまざまなプランが展開されているため、希望にあったものが見つかりやすくなっています。
また、引っ越しを専門としているため、丁寧に梱包や積み出しをしてくれます。高級な大型家具の配送を依頼するときでも安心です。宅配業者では取り扱っていないサイズでも引き受けてくれるケースがあります。
アーク引越センターは引っ越し料金をカットしたい方に適した「大物限定プラン」があります。依頼内容は大型家具・家電に限られ荷造りから設置までの作業をしてくれます。
サカイ引越センターは「小口引越便プラン」があります。単身者の家財の少ない方に向けたプランですが、家具の運搬にも利用できます。高さ144cm×幅105cm×奥行き75cmのBOXに入るものが対象です。
日通では「引越し単身パックS・Lプラン」があります。Sサイズの大きさは幅108cm×奥行き74cm×高さ155cmで、Lサイズは幅108cm×奥行き104cm×高さは175cmです。大型家具のサイズによっては利用できます。
3. 配送料を安くすませる方法
遠方に大型家具を配送しなければならないときは、配送料金が高くなりがちです。そんなときでも費用が安くすむ効果的な方法を2つご紹介します。
3.1 大型家具を分割・分解して運ぶ
配送先までの距離は変えられないものの、大型家具のサイズを小さくしてコンパクトにすることは可能です。大型家具の中には組み立てて使っていたもの、上下に分割ができるものなどがあります。
小さくまとまればダンボールに収めて通常の宅配で送ったり、単身パックを利用したりできます。結果的に節約ができる効果があるのです。
3.2 配送する家具の数を減らす
配送する大型家具の数が減れば配送コストはかかりません。もし、送りたい大型家具が古い場合は、費用とのバランスを考えて処分を検討するのも一つです。数万円もかかるのならば現地で調達した方が安くすむ場合もあります。
ただし、処分するには費用がかかります。自治体や種類にもよりますが、粗大ごみにする際には500~2,000円ほどかかり、不要品回収業者に頼めば一つにつき3,000~10,000円前後の代金がかかります。
リサイクルショップで買い取ってもらうのも一つの方法です。梱包する手間もかからず引き取ってもらえます。ネットオークションに出品してもいいでしょう。
また、メルカリには大型商品の配送に向いた「梱包・発送たのメル便」があります。ダブルベッドのような大型家具にも対応していて安心です。引っ越し前に販売できるかなど不確実な要素もありますが、計画的に進められればお得です。
4. まとめ

大型家具を自力で配送するのは難しいため、前もって業者に頼んで見積もりをとり準備を進めましょう。送りたい家具の数が少なければ宅配業者がお得で、多いならば引っ越し業者を利用するのが効率的です。
送り先が近隣ならば、地域に密着した業者に依頼するとコストがかからないときもあるので、ケースに応じて選ぶのがおすすめです。高くつくときは処分も考えて運搬数を減らすことも視野に入れましょう。
